スタッフブログ
早いもので。
こんにちは。
早いものでもう2月の終わり。今年初ブログです◎
まだまだ寒いこの季節、風邪など引いていませんか?
この季節は免疫力が下がり、体調を崩しやすくなるものです。
ここでひとつ、お口から全身につながる疾患についてお話したいと思います。
少しずつ認知されてきている誤嚥性肺炎についてです。
肺炎には様々な要因、原因が考えられます。
細菌やウイルスなどに感染して引き起こされる肺炎に対し、上手く飲み込めないために食べ物や唾、痰、口腔内の菌が肺に入り生じる肺炎を誤嚥性肺炎といいます。
特に、高齢になってくると食べ物を飲み込む力が弱くなります。また咳をすることで間違って気管に入ってしまった食物を追い出すのですが、その力も衰えてきます。
前置きが長くなりましたが、、、
少しでも誤嚥性肺炎になるリスクを減らすためには、口腔内をケアすることが大切です。
そして、今回皆さんにお伝えしたいのは、歯のケアではなく、入れ歯のお手入れです。
歯の磨き方は歯医者に通ってる方ならよく聞いていると思います。
しかし。
入れ歯のお手入れってどうなの?って方いらっしゃいませんか?
どうせ入れ歯は虫歯にならないしーと思っている方、
誤嚥性肺炎危険度MAXです!
確かに入れ歯は虫歯にも歯周病にもなりません。
が!!歯垢や歯石はたっっっくさん付きます!
この菌が肺炎を引き起こす可能性があるんです。
またそれだけではなく残っている歯の虫歯や歯周病のリスクも高まります。
そこで入れ歯のお手入れのポイントをひとつ。
お口の中の菌と同様、入れ歯に付着する菌にもペリクルという膜が形成されます。
この膜は洗浄剤に入れても剥がれるものではなく、しっかり歯ブラシで擦ることによって破壊されます。(歯磨き粉を使用すると入れ歯が傷付き、かえって歯垢の溜まり場を作るので歯磨き粉は使用しないでください。)
また入れ歯は複雑な構造をしていたり、乱暴に扱うと壊れてしまう繊細なものです。
ご自身の歯と同じようにケアをして大切に使ってもらえると嬉しいです。